イタリアワイン「ヴォガ　イタリア」。
他の多くの有名ワインと異なり、生まれたばかりの新しいワインです。
そのコンセプトは「スタイリッシュで現代的」、「自由で新しいワインの楽しみ方」というもの。

日本では、2009年9月になってようやく輸入され始めました。
このまだまだ希少なヴォガですが、バーＭＩＤＯＲＩではいち早くご用意しています。

伝統ではなくスタイリッシュさを前面に押し出して2006年に売り出されたヴォガは、現在39カ国で人気を集めています。
特に、アメリカでは発売から１年で全米７位の売り上げを達成するほどの人気。
ワインが愛飲されているアメリカでのこの評判は、ヴォガの品質とスタイルが本物である証と言えるでしょう。

VOGAという名称は、イタリア語で「流行」「人気」を意味しており、英語の「VOGUE」にあたります。
欧米では、ファッション雑誌VOGUEで紹介されたり、マイアミで行われたフェラーリのＶＩＰパーティーのドリンクとしても使われました。

ヴォガの一番の特徴は、なんと言ってもそのボトルデザインです。
化粧品や香水のようなスタイリッシュで直線的なボトルは、一見するとお酒ではないようです。

ワインのボトルは、近代以降は「洋ナシ」型に統一されてきました。
この「洋ナシ」形は、時代の変化とともに首を短く肩を高く形を変え、現在よく知られた形となっています。
そして、ブランドが違っていてもほぼ一定の形をしており、色とラベルが唯一の違いとなっていました。

ヴォガのボトルは、樹脂製の外蓋をかぶせることで、伝統的なワインボトルのラインを一変させています。
デザインにこだわるイタリアならではの斬新な手法だと言えます。
樹脂製の外蓋を外すと、中にあるのは人工コルク。
こうした素材の選び方にも、伝統を重視するワインとの違いが見て取れます。

ヴォガのピノ・グリージョは、北イタリア産で最も人気がある白ワインです。
北部のヴェネト州のワインを原料としており、緑色がかった黄金色をしています。

ピノ・グリージョ種のワインは、一般には非常に軽くて鮮烈な風味。
しかし、ヴォガのピノ・グリージョは、柔らかな風味の飲み易い口当たりとなっています。
ヴォガ「ピノ・グリージョ」は、酸味のきいた風味と、バナナを思わせる甘い香りや、青林檎や洋ナシ、柑橘類などの果実系の香りが特徴です。

また、日本では未発売ですが、「ピノ・グリージョ・スパークリング」というスパークリング・ワインも存在します。

ヴォガのメルロは、南イタリア産の葡萄で造られた赤ワインです。
ワインの産地であるシチリア島のメルロ種のみを原料としています。

シチリアは、温暖な気候と強い陽光から葡萄の生産に適しており、イタリア２０州の中で最大のワイン生産量を誇ります。
そのシチリア産のメルロ種は、強い成長力を存分に発揮し、強い芳香を特徴としています。
ヴォガ「メルロ」は、ベリー系の強い香りとバランスの取れたボディを楽しめます。

イタリアを代表する南北の産地の葡萄から造られるヴォガは、料理との相性も良く、様々なシーンで楽しめます。

白ワインのピノ・グリージョは、寿司を初めとする新鮮な魚介類との相性が抜群です。
タイ料理やインド料理といった香辛料の強い料理ともよく合います。

赤ワインのメルロは、焼いた肉やスパイシーなパスタ料理などにお勧め。
また、一般にワインはチーズとよく合いますが、メルロは酸味の強いチーズとぴったりです。