ヘネシーは、コニャックの三大銘柄の一つ。一人の男のコニャック作りは超巨大コングロマリット企業に成長し、高級コニャックの代名詞となっています。 |
スペック |
【生産地】 フランス、コニャック地方 【生産者】 Hennessy 【販売者】 モエヘネシーディアジオ |
コニャック「ヘネシー」 |
コニャック地方のブランデー |
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ヘネシーは、コニャックの三大銘柄の一つ。
コニャック地方のブランデーは、もう一つの名産地であるアルマニャック地方のものと比べ、繊細で女性的な味わいであるとされています。 世界のコニャックの消費量の四分の一はヘネシーが占めており、名実ともにコニャックのトップブランドです。 |
コニャック地方での醸造 |
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コニャック地方はフランス西部の港町で、葡萄の産地としては不適格でした。
コニャックの原料となる葡萄は、ユニ・ブランと呼ばれる品種で、酸味を多く含有します。
ヘネシーは、コニャック地方で620haもの農地を保有していますが、同社の年間400万ケースという莫大な生産量を賄いきれず、一部は自社外から買い上げています。
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ヘネシーのコニャック |
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ヘネシーは、貯蔵している豊富な原酒を用いることで、特色あるコニャックを製造しています。
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ヘネシーの歴史 |
ヘネシー社の設立 |
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ヘネシーを創業したのは、アイルランド出身のリチャード・ヘネシー(1724〜1800)。
その後、リチャードの息子であるジェームズ・ヘネシーにより、「ヘネシー」は会社組織となりました。
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100年目の飛躍 |
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創業から100年後、4代目当主のモーリス・ヘネシーの時代に、ヘネシーは大きな発展を遂げます。
コニャックの等級を表すのに用いられている「X.O(Extra Old)」の表示も、モーリス・ヘネシーが始めたものです。
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ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー |
LVMHグループ |
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モーリスの時代から更に100年が経った1971年、ヘネシー社はドン・ペリニヨンなどを造るモエ・エ・シャンドン社と合併し、「モエ・ヘネシー」となりました。
現代のヘネシーは、ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー(LVMH)グループとして、ファッション業界を代表する巨大コングロマリットの一角を担っています。
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超高級コニャック |
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LVMHグループとなってから、ヘネシーとしての高級ブランドとしての路線を一層追及しており、高価な限定版コニャックをいくつも出しています。
圧政を逃れるために、アイルランドからフランスに移住した初代リチャード。
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