京都二条にある、こだわりのワイン・シャンパンがグラスで飲める「BAR MIDORI」

パイパー・エドシック

スペック

【生産地】  フランス、ランス市

【度 数】  12〜15

【関 連】  パイパー・エドシック スペシャルサイト (アサヒビール)

パイパー・エドシックの歴史

マリー・アントワネットに寵愛されたシャンパン

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後にパイパー・エドシックとなるシャンパン・メゾンは、北ドイツ出身のフローレンス・ルイ・エドシックが、1785年にフランスのランス地区で設立しました。
その上品なシャンパンは当時から人気を呼び、フランス王室にも1989年のフランス革命直前まで納入しており、マリー・アントワネット妃からも寵愛を受けました。
その後も世界の14もの王室の御用達シャンパンとなりました。

(画像は献上の様子を描いた絵画)

「パイパー・エドシック」の誕生

創業者フローレンス・ルイ・エドシックの死後、甥のクリスチャン・エドシックが跡を継ぎ、いとこのアンリ・ピペ(パイパー)とワイン造りに励みました。
しかしクリスチャンが夭逝したため、メゾンはクリスチャンの妻と後の再婚相手であるアンリによって「パイパー・エドシック」として再出発することになります。
また、この過程でメゾンは3社に派生しており、他にはシャルル・エドシックとエドシック・モノポールというメゾンが現在でも存在します。
パイパー・エドシックは、1988年にコニャックで有名なレミー・マルタン社のグループ会社となり、今に至ります。

風味を残すシャンパン作り

パイパー・エドシックを代表する銘柄「パイパー・エドシック・ブリュット」は、メゾン設立と同年の1785年に誕生しました。
その当時から現在まで一貫する製法の特徴は、「マロラクティック発酵」を行わないこと。
マロラクティック発酵とは、ワインに含有されるリンゴ酸を乳酸に変化させる手法で、ほとんどのシャンパンで行われています。
しかしパイパー・エドシックは、マロラクティック発酵を行わないことで、葡萄の風味と強い酸味を残し、切れのあるフレッシュな口当たりとなっています。


また、ベースワインのテイスティングを12月から4月までの長期にわたって行っていることも特徴です。
地味に選定を重ねることで、ぶれのない明確なテイストを作り上げているのです。

名場面を彩るシャンパン

銀幕を彩るシャンパン

1933年、映画「サンズ・オブ・デザート(Sons of Desert)」において、パイパー・エドシックはシャンパンとして初めて映画に登場しました。
近年でも「アンカーウーマン」(1996)、「ホワイトハウスの陰謀」(1997)、「6デイズ/7ナイツ」(1998)、「プリティ・ブライド」(1999)など、名だたる映画を彩っています。
また、かつてのマリリン・モンローもパイパー・エドシックを愛飲していました。
彼女は朝の目覚めをすっきりさせるために飲んでいたとか。

祭典を彩るシャンパン

パイパー・エドシックは、映画と縁深いシャンパンとして、この20年間カンヌ映画祭の公式シャンパンに認定されています。
1997年にはラベルが赤いものに変更され、カンヌ映画祭の赤いカーペットに一層よく映えるようになりました。
こうした位置づけから、パイパー・エドシックは「ムービー・シャンパーニュ」「フィルム・シャンパーニュ」とも称されます。
また、華やかなイメージから、近年ではF1の表彰式でもよく見られるようになりました。

ファッション性の追求

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テイストのみならず、ファッション性の追求も欠かさず行ってきたパイパー・エドシック。
創業から間もない18世紀末はアール・ヌーボー様式の全盛期でしたが、ポスターの制作は著名なオーブリー・ビアズリーが行いました。
近年でもヴァンクリーフ&アーペルやジャンポール・ゴルチエにボトルデザインの制作を依頼するなど、話題性に事欠きません。

ブログでの話題

パイパー・エドシックの話(イメージビデオ編)

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